B Memo

2015/04/08

アルバイトだけど時給交渉してみた

UHA味覚糖のアンディー・ウォーホル缶

現在私はサービス業の店舗内事務所でデザイナーをやっております。ただし、アルバイトだけど。そして私一人しかいないけれど。


2年ほど前までは上司(正社員)がいたのですが、ある日『スペインに語学留学に行ってくる』との発言をして私を一人にして去って行きました。そこから私はメインデザイナー(ただしバイト)になりました。

仕事量としては十分にこなせるのでまぁええかと肩の力を抜いてやることにしました。以前肩に力を入れて頑張っていたら体を壊したためです。


それからしばらくして気づきました。上司がいないということは私を評価してくれる人間がいないということじゃないか!それは困る!!(時給上げてもらえない!)と。

なので思い切って時給交渉することにしました。


時給交渉の理由

  • 上司がいなくなっても問題なく仕事ができた
  • まじめにこつこつやってきた(遅刻などのペナルティ行為がなかった)
  • 現在の時給は相場に合わない(相場より少し安い)
  • インフレが起こっている(消費税増税など)
  • 自分のスキルだともっともらってもいいと思っている

だいたいこんなかんじです。特に最後の『自分のスキルだともっともらってもいいと思っている』ってのが大きいかもしれません。しかしデザイナーという特殊な職種は、それに関わっている人以外には何がどれだけすごいのかわかってもらいにくい仕事なので、交渉はとても難しいのですよね。本人は『新しいスキルで時短になった!』『すごいだろこのクライアントとの交渉術!説明能力!』など自慢したいことがたくさんあるんですが、なかなか説明しにくい。こればっかりはしょうがない、うまくやるしかないですね。


上司がいないから常務に交渉してみた

この常務という人は会社のNo.2ポジション、査定に関わっている人です。弊社は従業員100人前後(アルバイト含む)の中小企業なのでNo.2とか私の目の前に座っているんですね、社長席なんか机挟んで隣ですからね!(あんまりいないけど)

自分には正当な理由があると思っている自信満々な小娘なので、正直に言います、『時給の交渉をお願いしたいのですが』と。とても勇気が入りました。言いにくいことですよ、ほんと。

常務は私にとても好意的なおじさんなので『おういいよいいよ』的なノリです。上に記載した理由をオブラートに包みまくって列挙してお願いしました。もちろんOKでした。あとは金額だけ、ベアです!100円あがったら嬉しいなー!あげてくれそうだなー!


50円あがった

これを聞いた私はがっかりしました。100円上がると思っていたのです。アルバイトで100円一気にあがることはあまりないことではあるけれど、上げてもらえると思ってました。でも結果は50円でした。

がめつい私は一気にモチベーションが下がりました。

仕事ってさ、やりがいとか、社会貢献とかじゃないんだよ。お金、お札の枚数、諭吉さんの人数なんだよ、やっぱり。そう思いました。


やってよかった、でも転職がちらついた

時給交渉はやるべきことをしっかりやっているならするべきだと思います。今回やって良かったです。自分の仕事を再度見直すきっかけにもなりましたし、相場に対してどうなのか、調べてクリアになった部分もありました。

しかし、自分の思っていたベア以下だとどうしてもモチベーションが下がります。あぁ、そんなもんなのか、なんだよ、やめてやろうか!こうなったら転職すっか!もういいやこんな会社!デザイナー私しかいないし、求人しても私のスキルと仕事力あるやつそんな簡単には見つからんで!!(本気で思ってます)などと自暴自棄になります。




今回交渉してわかったのは『次回の時給交渉は厳しくなるな』でした。私のスキルがアップしても会社への貢献度は上がらないことが予想されるからです(仕事が増える見込みが少ない)。インフレを理由にはできるかもしれませんが、ベアは少額でしょう。転職を頭に入れつつ、その時のためにスキルアップするしかないですね。