B Memo

2014/05/23

歌川広重の吊るされた亀が謎すぎる「名所江戸百景 深川万年橋」

歌川広重
昨年の話。姫路市立美術館で広重展を見てきました。展覧会に飾ってあった浮世絵ではないのですが、グッズ売り場にあったポストカードがよくわからさすぎて買ってしまいました。「名所江戸百景 深川万年橋」という作品です。

広重といえばを私は思い出します。あと猫はグッズになりやすいのか、グッズ売り場の商品は猫とかかわいい系の浮世絵を使ったものが多かったです。その中でも意表をついていたのが「名所江戸百景 深川万年橋」という遠景に富士山と隅田川と屋敷町を描き、手前に亀がいるこの浮世絵。

名所江戸百景 深川万年橋


見た瞬間「!?」。状況がよくわからない。亀がなぜか吊るされている。そしてその亀が隅田川越しに富士山を眺めている。シュール。これはお友達におくるべきハガキだと思って即決して買いました。はがきと共に、この謎もどうぞ!

でもやっぱり気になってこの浮世絵についてちゃんと調べてみたら、謎がとべてすけました!(TRICKが好きです)


儀式だった

ちゃんと意味がありました。この絵は放生会(ほうじょうえ)という宗教儀式を描いたものらしいです。
放生会(ほうじょうえ)とは、捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める宗教儀式である。仏教の戒律である「殺生戒」を元とし、日本では神仏習合によって神道にも取り入れられた。

へぇ!でも絵の亀は吊るされてるよね!なんですが、この亀、実は売り物だそうで。

亀を買うその亀を紐につるしたまま川辺まで行く紐をといて亀を川に逃してあげる生き物達よありがとう!感謝感謝!いいコトしたよね。商売繁盛・家内安全!

というお楽しみイベントらしいです。詳しくはこちらのページに掲載されています。それによるとこの浮世絵はかなりの縁起物らしいです。富士山・亀・万年橋だもんね、たしかに。よかった、お友達に送って正解だった。

浮世絵ってほんと面白いです。